カエデ盆栽の葉先が黒くなったあと全滅。首垂細菌病かただの水枯れか・・・

カテゴリー 唐楓(トウカエデ)1

無事に冬を乗り越え喜んでいたところですが、葉が全てカッサカサになって全滅してしまいました。

かさかさになる前に、葉先が黒くなるという症状が出ていましたが、一体これはなんなのか。

新葉が一斉に成長したのに何故か元気がない

カエデ盆栽 新葉 首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)

写真は4月8日のカエデ。

暖かくなり一斉に芽吹いて来たので無事に冬乗り越えたーと思っていたのですが、葉がキレイな緑色から黒みがかった葉色に変化していきました。

特に、葉先はほぼ黒く、くるっとまるまってしまっています。

カエデ類首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)

検索してみると、首垂細菌病の症状ではないかと思われました。

被害樹種
カエデ類,特にトウカエデに顕著に出現する
病気の生態と被害の発症
4月下旬~5月にかけて,新梢の柔らかい枝葉がしおれる激しい場合には,新葉を付けた枝全体がしおれ垂れ,枯れたように見える
気温が上昇する6月頃には治まり,8月頃には緑枝が正常に復活する
防除法
街路樹などで強く剪定した場合に発病が見られることから,強剪定を避け,自然樹形に仕立てる
落葉,落枝の焼却や罹患枝の切除などの方法では防除効果は認められず,防除は困難である
一度発生すると防除は極めて難しい

宮城で見られる緑化木・樹木の病害虫(葉の病気) – 宮城県公式ウェブサイト

暖かくなれば自然と症状は治まるとのことですが、防除は困難らしいです、、、

日本病害大辞典も見てみましたが、

一見回復したかのような様相を呈するが 〜(中略)〜 翌年春同様の発病を繰り返す

日本病害大辞典

不治の病!?

そして遂に完全に葉が枯れたカエデ

カエデ盆栽 葉枯れ 首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)

4月30日の写真です。

葉に触るとシャリシャリ音がします。

悲しいです。

カエデ盆栽 根の状態

このまま放置するのもアレなので、一旦葉を全部落とし、養成鉢に植え替えます。

根を見てみても、心なしか元気無いようにも見えはしますが、腐っている様子もなくいたって普通だと思います。

(去年植え替えたばかりなので根は少ない)

カエデ盆栽 養成鉢植替え

首垂細菌病であれば、梅雨後半の時期にはまた葉が育ってくると思いますが、水枯れによる枯死(こし)かもしれません。

といいますのも、幹の部分、なんかシワっぽい萎びた感じが見て取れるんですよね。前はこんなのなかったような。一応、葉を落とす時、枝を曲げてみたりして「ポキッ」とならなかったので枯死ではなく病気だとは思ってはいますが、まぁとにかく暫く様子見です。

文献を見る限り、来年も発症するのはほぼ確実、、というか治る様子がないのですが一体どうしたら良いのやら。

(この子、去年購入した時点から調子悪かったんだよなぁ。)

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2016年に狭小なベランダで盆栽を始め、2017年引越しをし、作業スペースが確保できるようになりました!が、まだ高価な盆栽を購入するのは怖いので、素材で色々試して楽しんでいます。

実は、関東の一大盆栽エリアである埼玉県大宮近傍に10年近くも住んでいたにも関わらず、その時は全く盆栽に興味がなかったことが悔やまれます。

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