5月に芽摘みして以降、新芽が全然でなくなってしまったので、気にはなっていたのですが、、
見た目に何も変化がなったので「梅雨以降は成長スピードが遅くなるタイプ」なのかと思っていたところ、大変なことになっていました。
ベスタロチア病?炭そ病?黒星病?
何の病気なのかの特定はできませんが、これは見るからに病気ですよね。
参考:国土技術政策総合研究所 研究資料
7月から棚に寒冷紗をかけていたので発見に時間がかかり、樹全体に病気が回ってしまっているように見えます。そして、隣同士に並べていたので、水やりや雨による感染拡大・・・2鉢ともやられています。
エノキ(1)
こちらの鉢は表土の40%程度がですねぇ、ヘドロ(タール)に覆われています。思い出されるのは長寿梅の鉢が昔やられて、その後色々な症状に見舞われた記憶です(というか現在も枯れかけ)
参考:長寿梅盆栽、施肥し過ぎで用土をダメにしたので時期が悪いながらも植え替えを行いました | 盆栽 BOOOKs
盆栽妙の初心者セットに付属している肥料を使ったのですが、ちょっと僕には扱えないようです。
全体的に、斑点性もあまりないし同心円状に輪紋が広がる感じでもなく、黒と緑の境界が黄色のラインで割とはっきりしているので、炭そ病っぽいと思ってるのですがどうでしょう。
(あ、このピンセット消毒しないと使えないですね)
エノキ(2)
1鉢目と病気の発症の仕方が異なるように思えるのですが、いかがでしょうか。こちらは斑点性があるので、黒星病、褐斑病の類の病気なのではと思われます。
農薬での予防効果は?
トップジンM水和剤での予防してたはずなのに効かないのかなぁ、、、と思いつつ、ちょっと前の自分の記事を確認すると、エノキにはトップジンM水和剤で予防してなかったことがわかりました(苦笑)
参考:トップジンM水和剤で殺菌・病気予防 | 盆栽 BOOOKs
実は、ツルウメモドキも菌類っぽい病気に罹患しているのですが、ツルウメモドキも防除未実施でした。
たったこれだけの情報ではアレですが、トップジンM水和剤は非常に優秀なのかもしれませんね。
菌類に効果のある農薬は・・・
菌類が原因の病気なのかは不明ですけれども、まぁやってみるしかありません。
先日、うどんこ病やかび系には効くはずのサンヨール液剤ALで消毒したばかりですが、効果は出ていないようですので、特に怪しいと思われる炭そ病、黒星病、褐斑類に対して有効な別のものを購入して試してみます。
かねてより輪番使用のために購入する必要がありそうだと感じてたダコニールを早速ポチろうかと思ったのですが。
ちょっと口コミを調べてみると、どうやら真夏(25度以上)は薬害が強く出やすいとのレビューが何件か。対象作物が何なのかもわからず評価をすることはできませんが、、初めての農薬って怖いですからね。
残念ながらダコニール1000は高温期の薬害が発生しやすいのは事実です。
夏場はダコニール1000をローテーションから外し、代わりに同じ有機塩素系のオーソサイドで代用しましょう。
こんな書き込みもありましたので、オーソサイド水和剤を試してみようかと思ったのですが・・・
Amazon Prime の対象ではないというね。いや、500g のものであれば Prime 対象なのですが、500g って何十年分になるかわからないので、流石にネットでは購入せず、近くのホームセンターまで自転車飛ばして買ってきました。
500g タイプと比べるとべらぼうに割高ですが、まぁ良いでしょう。それよりも問題はこれらの農薬は「予防」しかできないという点です。(ダコニールも同様)
参考:【公式】サンケイオーソサイド水和剤80|芝生をいつまでも健やかに
当然すでに発症している葉は摘む必要がありますが、発症の酷い枝も剪定する必要があるかもしれませんね。
早速散布を行いたいところですが、生憎台風が来ているため待つしかありません。