盆栽棚のアップデートに合わせて、自動水やり設備にも調整を加えました。
- スプレーノズル(いけうち 広角扇形ノズルYPP)の追加
- カチカチだった配水チューブをポリウレタンチューブに変更
水やりをスケジューリングするメインの部分は takagi の自動水やりキットで前回から変更はありません。
参考:旅行時の盆栽水やりに、takagi 自動水やりキットを導入 | 盆栽 BOOOKs
この記事の目次
水の噴出部をアップデート
鉢に挿して固定したくない
以前購入した takagi のスプリンクラーは、鉢植えに挿して固定するタイプのもので、盆栽には適しません。また、鉢植えだとしても鉢を移動しようと思うたびに、スプリンクラーを抜き差ししないといけないので、なんともイマイチな感じです。
水の噴出する感じはとても良かったので、旅行の不在時は本当に助かりましたけどね。
ですので、今回は盆栽棚のフレームに固定できる様なスプリンクラーを探してみました。
スプレーノズルを選択
しかし、初めはスプリンクラーで検索していたのですが、大型のものばかり(庭用)で盆栽に使えるようなものがありません。
農業・工業用のスプリンクラーを探し始めたところで、スプレーノズルなるものを見つけ、今回試してみようという運びになりました。
- スプレーノズルの購入は初めてでしたので、一番安い樹脂製のもの
- 全方向ではなく扇形の範囲に噴射するもの
ということで、いけうち広角扇形ノズル YPP を購入してみました。
スプレーノズルの組み立て
ワンタッチ継手最高!
スプレーノズルとポリウレタンチューブの接続には、日本ピスコのワンタッチ継手(チューブフィッティング メスストレート)を使います。
この度ワンタッチ継手なるものを初めて知ったのですが、コレ考えた人天才ですよ。驚くほど便利。
継手とチューブは簡単に結合できます。スッと差し込むとあら不思議、チューブを引っ張っても抜けなくなります。チューブを外したい時はツメを押し込みながらチューブを引っ張ると抜くことができます。
ワンタッチ継手さえあれば、力の限りチューブの中にニップルを押し込むようなことは、もう必要ありません。
シールテープを忘れずに
ノズルと継手はネジで結合しますので、水漏れ防止の為シールテープを巻きます。
切れたシールテープがノズルの穴を詰まらせてしまうリスクもありますが、まぁ大丈夫でしょう。
配水チューブも今回変更
また、takagi の水やりキットに付属していたチューブ外径が合わなかったので、普通の?ポリウレタンチューブに変更しています(内径4mm/外径6mm)。付属のチューブ(内径4mm/外径7mm)だと固すぎて取り回しが大変だったのもこれで解消されます。
肉厚が薄くなったことによる耐久性については不明ですが。。
盆栽棚パイプフレームへ取り付け
パイプフレームのパーツに、まさにチューブを配線するために生まれたんじゃないかと思われるクリップがありまして、今回購入した外径 6mm のウレタンチューブがぴったりに配線・固定できました。
一応 takagi のスプリンクラーも3箇所設置。
このスプリンクラー、鉢(土)に挿す部分と、ヘッド部分が分割できると最高だったのですがねぇ。
水の噴出状況
いけうちスプレーノズルですが、水栓の開度が低くてもかなりの飛距離があります。カバー面積的には、2機でも盆栽棚をほぼカバー出来そうです。
ただ、それだと流量が少ないので灌水時間を長時間(30分くらい?)にするか、あと2機追加して全4機としたいです。
水量を増やそうと水栓の開度を大きく開けると霧が増えてしまい、集合住宅とかですとそこが難点ですね。
水栓開度が小さい問題
スプレーノズルのために、水栓開度を小さく運用しようとすると、今度は takagi スプリンクラーが水圧不足で飛距離が出ません。
これは盲点でした。
配水チューブを2系統にして、途中に流量をコントロールする器具を入れることをも考えられますが、これは順当にいけうちスプレーノズルを追加して、takagi スプリンクラーの使用を辞める方がメリットが多そうです。
次なるアップデート
前述の通り、スプレーノズルを2機追加するという点以外にもう一つ。
配水チューブ分岐させるジョイント(takagi のスターターキット付属)があるのですが、これがまたどうしてこうなった的に使い辛い。
きっつきつのチューブを抜き差しする際に、この形状だと力がかけ辛く、そして強度も無い。薄っすら線上に白くなっている部分(ニップルの根元など)は、チューブを抜く際に曲げてしまい伸びてしまったからです。
見た目もイマイチなので、この部分もワンタッチ継手のコネクタに変更をしようと思います。