昨年2017年11月に盆栽棚を DIY したのですが、既に棚がぎっちぎちで鉢が乗り切らなくなってきました。
ということで、盆栽棚を拡張しましたので、メモしておきます。
この記事の目次
流石にコンクリートで作るのは諦めた
前回 DIY した直後は、次棚を作る時はコンクリート積むだけにしよう・・・(DIY が面倒だったので)と考えていました。
「コンクリートで作る」と言っても、コンクリートブロックにコンクリートの板を積むだけの簡単なものを考えていたのですが、バルコニーの床材がプラスチックみたいなもの(セキスイハイムのクレガーレ)でして、重量に耐えられるのかがかなり疑問でしたので諦めました。
今回盆栽棚を拡張する上で考慮したかったのは
- 今年は、引っ越してきて初めてのバルコニーにて夏を迎えるのですが、遮光ネット、または寒冷紗などでケアする必要があるということを考えると、いい感じにネットを掛けられるような棒的なものがあるといい
- 自動水やり機のスプリンクラーを固定できる棒的な物があるといい
ということで考えたのですが、イレクターパイプ的なパイプと木の板で作ることにしました。
パイプとジョイントを組み合わせて骨組みを作る
イレクターパイプ的なもの
イレクターパイプとは、プラスチックを接着被覆してある鋼鉄パイプで、安価に丈夫な骨組みをすることのできるパイプのことです。
参考:イレクターとは?|製品案内|矢崎化工株式会社
イレクターパイプっておそらく矢崎化工株式会社さんの商品名だと思うのですが、今回私が調達したものは類似商品なので「的なもの」としています。
表面アルマイト仕上げのアルミパイプ(フレーム)なども俎上にはあったのですが、外に置きっぱなしにした時の腐食にどの程度耐えられるか不明だったので、プラスチック被覆のパイプを選択しました。見た目がチープになってしまうことは予想されましたが、機能性を優先しました。
調達した骨組み材料
商品カタログを見ながらお絵かきして盆栽棚のイメージを膨らませて、購入部品を選択。
こんな量になりました。
パイプフレームの組み立て
予算の都合上、パイプ同士を繋ぐジョイントはプラスチック(安価)なものと、メタルのものを混在させています。
棚板の調達
浮造り焼き色仕上げ桐材
以前、「杉板の2センチ程度のものが良いと盆栽の先生が言っている」とのコメントを頂戴したのですが、残念ながらドンピシャのものは最寄りのホームセンターにはありませんでしたので、前回と同様の桐材にしました。
今回は2枚購入です。
- 910 x 350 x 17
- 600 x 350 x 17
本当は1枚で 1500mm の長さの板があれば良かったのですが、販売されているものでは、1200mm の次のサイズが 1800mm 強なので、910 と 600 の2枚で 1510mm を実現します。
(本気出すなら材木屋さんに行くべきですね)
雨対策の油性ニス
こちらも前回の残りがあったので、買い増しました。
前回の反省を活かし、ペイント薄め液も用意しました。
油性ニスに対して、10%程度ペイントうすめ液を足し込むのですが、見た目には分かりませんが塗り心地が明らかに違います。
前回はペイントうすめ液がなかったので油性ニスが全然伸びませんでしたが、今回はスルスル塗れます。
そんな感じで片面塗り終わったらパイプフレームに棚板を固定するパーツを取り付けて、更に反対側を塗っていきます。
表になる面は2度塗り推奨なので、2日掛かりです。
あ、ご参考までに、今回購入したサイズの2つの板の片面を1度塗るのに油性ニス 40ml 程度消費します。
盆栽棚 Ver2 も塗り直し
白っぽくなっている部分は、ウレタンが剥がれてしまったところです。
こちらの棚も引き続き使用するので、両面塗り直ししてあげました。
半年でこんな感じになってしまうので塗料替えたほうが良かったのかもしれませんが、木そのものへのダメージ(水が浸透して腐らせちゃうとか)は無いと思われるので、引き続き同じ塗料にしています。
盆栽棚 Ver3 完成
棚板をパイプフレームに組み付けます。
パイプフレームに棚板を固定するパーツを板の片側にしか付けなかったのは、パーツの厚み分数ミリ程度の高低差を付けられ、排水性を良くするため・・・ではなく、棚板がまさか2枚になることを想定しておらず、用意していたパーツが足りなかったためです。
おかげで、蓋のようにパカパカ開け閉めすることが可能ですが、まぁ、、使わないでしょう。
そんなこんなで完成しました。
予想以上に風情がありませんが、スプリンクラー等の取り付け、夏本番には遮光ネットを引っ掛ける事ができるようになったので、満足です。